皆さんがジーンズに求めるものは何でしょうか。
色?シルエット?色落ち?ヴィンテージの再現性?穿き心地?
私が好きなのは、毛焼きのされていない、自然なムラのあるジーンズです。
後は、着用を繰り返して生まれる経年変化でしょうか。
穿くほどに生地が馴染んでいく感覚は何ものにも代えがたいです。
そういった生地が肌に馴染む感覚、最高の穿き心地を与えてくれるジーンズがあります。
FULLCOUNT(フルカウント)
フルカウントは1993年に設立されたデニムブランドです。
1940年代から1950年代のジーンズを最も良いジーンズと考え、それを再現しようと、ジーンズの制作がされました。
フルカウントの大きな特徴と言えば、やはりその穿き心地です。
生地にはジンバブエコットンという、繊維がとても長い超長綿が100%使われています。
ジンバブエコットンは油分を多く含んでいて、肌によく馴染み、汗もよく吸ってくれます。
よく夏に穿きたいジーンズとも言われますね。
そして、伸縮性にも優れ、膝を曲げてもしなやかに伸びてくれます。
また、13.7ozという適度な厚みで、他のレプリカジーンズと比べても軽いんです。
そういった多くのこだわりが、他のブランドにはない、フルカウント特有の極上の穿き心地をもたらしてくれます。
フルカウント 1101
こちらはフルカウントの5つの定番ライン中の1つ、1101です。
型はミドルストレートですね。
ひと目見てフルカウントとわかる、可愛らしいバックポケットのステッチが特徴です。
また、1101はバックヨーク(腰の逆三角形の部分)にコア・ヤーン糸が使われています。
穿いたときのお尻のシルエットがすごくきれいで、かっこいいんです!
2体の龍が向かい合った革パッチ。
経年変化によって濃い飴色になります。
やっぱり革パッチもいいですね~。
皆さんは紙パッチと革パッチ、どちらがお好きですか?
フルカウントのバックポケットの上部は、少しカーブを描いています。
これにはどういった意図があるんでしょうか…?
赤タブ付き。
セルビッジ。幅は細めですね。
私は細めが好みなので嬉しいポイントです。
また、裾チェーンステッチのパッカリング(うねうね)は控えめです。
ボタンフライ。
くすんだシルバーがかっこいいです。
コインポケット。
写真ではわかりませんが、めくると耳が見えます。
フルカウントの縫製糸は全体的に色が鮮やかな気がしますね。
ぱっと見た時にオレンジが主張してくるんです。
勿論隠しリベット付きです。
やっぱり肌に良く馴染む
脚を通すとわかるのですが、軽やかでしなやかで、よくフィットするんです。
ミドルストレートでありながら、膝を曲げてもストレスがない。
ほかのレプリカジーンズだとどうしても硬かったりするんですが、そういったことがないんですね。
ジーンズは衣服なんですから、一度穿いたら後は、穿いていることを忘れてしまえるような存在であるべきだと思うんです。
そして気付けば良い色落ちをしている。
それを見事に体現しているところがフルカウントの魅力ではないでしょうか。
ちなみにこれは知人が穿き込むので、しばらくしたら色落ちのご報告をしようと思います。
今年の秋冬も楽しみです!私が今穿いているTCBもジンバブエコットンなので、経年変化した時の肌触りの比較なんかもしてみたいですね。